賢い温度計用センサーの選び方

世界基準の一つになりつつあるHACCP

HACCPには様々な認証団体や審査機関があり、それぞれの基準で認証を行っています。

地方自治体で行っている東京都食品自主管理認証やみやぎ食品衛生自主管理登録等の地域HACCPは、対象商品や適用範囲が限られており比較的中小企業でも取得しやすいといわれています。業界団体で認証しているものはその業界や業種に限られており、独自の基準があります。企業の大きさや流通の範囲などを考えて、取得したいHACCPの認証を選ぶことが必要です。

スーパーマーケットなどでも認証マークがついている製品を見かけることもありますが、団体や審査機関によってもそれぞれそれぞれ異なるマークとなっています。安全に食品を製造しているという指標の一つともなりつつあるHACCP認証は、世界中でも広がりを見せており日本から輸出する場合にはアメリカでは牛肉や水産物や水産加工品、カナダやメキシコ、フィリピンや香港では牛肉が認証がないと受け入れてもらうことができません。

ニュージーランドでは牛肉に加え二枚貝が、シンガポールでは牛肉と豚肉が対象となっています。日本で独自の認証をもらっていても、輸出国の求める認証がなければ受け入れてもらえないので事前に確認しておくことが大事です。各国で順次義務付けが行われており、韓国ではキムチ類や冷凍食品、レトルト食品などにも幅広く適用されています。安心で安全な食品を作るための管理手法の一つのHACCPは今後は当たり前のように世界基準となっています。

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