電子機器は、基本的に熱に弱いです。
デスクトップパソコンやモニタ、プリンタやスキャナやテレビなどの精密機器が置かれた部屋は、細心の注意を払って温度管理をしなければなりません。部屋の温度が非常に高いと、精密機器の故障率が上がります。高価な製品が熱によって故障すれば、個人宅にとってもオフィスにとっても大きな損害です。夏の季節は、外気温がとても高くなり、室内もまた高温多湿な状態になりやすいです。
電子機器が複数置かれた部屋は、エアコンをできる限り稼働させて故障のリスクを軽減させましょう。数ある精密機器の中でもひと際、気を配りたいのがデスクトップパソコンです。高性能なマシンスペックを持つデスクトップパソコンは普通に稼働させるだけでも、PCケース内に熱がこもりやすくなります。
CPUに負荷が掛かる、映像編集や大量のファイルのエンコード処理などを行うと、温度上昇が急速に進みます。複数の高性能パソコンに、重たい作業を行わせると室温が急激に上昇し、電子機器や人にとって良くない環境になりやすいので要注意です。温度管理用のデジタル温度計を部屋に設置しておき、ある一定の気温を超えたら警告音が鳴るようにする等、具体的で合理的な対策が求められます。たとえ室内でも、高温多湿な状態が続ければ熱中症になる恐れがあります。温度管理を常日頃から的確に行っておけば、熱による健康被害や電子機器の故障やトラブルを避けられますので、パソコン作業が多い部屋にはデジタル機の温度計を早めに設置しておきたいところです。