いわゆる気候変動の影響は、世界の各地に及んでいます。日本国内だけに焦点を絞っても、以前では考えられなかったリスクが生じ始めています。分かりやすいところでは、自然災害の頻発と深刻化です。今までは大きな災害にあまり遭遇しなかった地域も、台風や水害などに見舞われやすくなっています。
さらに一年を通して外気温が全体的に高くなっている、との指摘があります。熱中症と言えば、夏の季節だけの問題だと考えられてきましたが、近年では季節や場所にかかわらず、注意が必要となりました。実際に比較的涼しいと思われていた真夏以外の室内でも、熱中症に至る事例があります。特に子どもたちや年配の方などは室内でも体調を崩しやすく、本人がまるで体調不良の自覚がないまま深刻な事態に発展するパターンも多いです。
センサー付きの温度計を設置する等、家庭でも手軽に進められるリスクマネジメントが大事です。センサー付きの温度計を設置すれば、子どもたちや年配の方でも目に見える形で高温状態になっている事が分かります。夏場以外だと、エアコンや扇風機を付ける事に抵抗があるかもしれませんが、センサー付きの温度計が高温状態を客観的に示してくれれば、スイッチが押しやすくなります。家族がいつもセンサー付きの温度計を見る習慣をつければ、季節外れの真夏日が突然やってきても安心です。
高齢者の方々は客観的な数字がないと、なかなかエアコンや扇風機を使わずに、高温多湿な環境を我慢しがちですので、年配の両親や親せきの方と暮らす家庭にあると、何かと安心なアイテムです。